現在、営業の仕事をしている、35歳二人の保育園児を持つワーキングママのハルユキです。短大在学中に、競争率高めの第一希望の障害児者施設に就職が決まりました。通常の保育園や幼稚園と異なり、「療育」なので、保育に加え障害の知識も必要な訳で…。兎に角、日常の保育士業務に加え、療育日誌や、新人教育、次の日の保育の準備。朝の通園バス当番なんて7時出勤。うっかりバスの中で寝てしまう事もありました。定時後は、タイムカードを定時に押すのが当たり前の会社で、実際は22時過ぎに退社し、新人教育と言う名の日誌の様な物を帰宅後、毎日書かされ提出。それに対する赤ペンでの、上司のコメントも、まぁ、きつい。特に毎年、一番若い子がキツく当たらるれるとか。私が一番若かったのですが(笑)女の園は、やはり派閥もありました。陰口や、当たりがきつかったり、上司に同じような内容の計画書を提出しても、気にいられてる先生は採用。嫌われてると、何回も訂正させられてました。目の前の席なのに、上司同士でその子の悪口言われてた、同僚もいました。鬱になって、退職しましたけど。私の他にも、体調を崩して半年で辞めた先生や、鬱病でドクターストップかかった同僚もいました。給料は、25年前の短大卒の初任給で手取り15万~16万だったかな。それも、ボーナス込みの給与ですが。早朝出勤に、時間外の仕事量。13~14時間働いて、この給与は割に合いませんでしたよ。最終的に辞めたきっかけは、連日の心身の疲労により、激痩せし笑顔が無くなった事と、生理がまともに来なくなったことです。あんなに、憧れた保育士でしたが、辞める前には、外出先で子供達の楽しそうな声を聞くだけでも憂鬱になっていました。とても悲しい事ですが、子供が大好きだったはずなのに、嫌いになってしまったんです。子供により添える母親のような保育士で、子供達と成長できたらとキラキラした気持ちで入社したはずなのに。結局、たった1年で辞めてしまいましたが、全く後悔していません。辞めた後は、全く別の職種の仕事ですが、仕事関係で出会った主人と結婚もし、2人の子宝にも恵まれました。今、支度金を支援してくれるとか、給与面も改善があるようで、少し保育士への再就職も考えましたが、あの、環境を思い出すと尻込みします。色々な仕事を、経験しましたが保育士が桁違いで過酷でしたね。
大好きな子どもに囲まれる仕事に夢見た、保育士の現実。
